1982年に出版された「せんたくかあちゃん」。
ばばばあちゃんシリーズで人気のさとうわきこさんの絵本。
もう40年前の絵本です。
洗濯が大好きなかあちゃんは洗濯板で、家中のものすべてを洗ってしまいます。子どもたち、猫や犬、靴や傘まで、みんな洗濯して干されています。干された子どものへそを狙って雷さまが落ちてくると、かあちゃんは雷さままで洗濯! ゴシゴシ洗ったので、雷さまの顔からは、目も鼻も口もきれいさっぱり。でも大丈夫、かあちゃんに新しい顔を描いてもらい大満足で、空に帰っていきました。しかしその翌日、さらにびっくりすることが……。
奇想天外な物語、読者としては続きがきになり、話に吸い込まれるように次のページをめくってしまいます。
こんな感想を寄せた方がいます。
元気なかあちゃんが、子どもたちはみんな好きなようですね。暑い日に読むと、かあちゃんではないけれど、ラムネ飲んだみたいにすっきりするかもです。
作者のさとうさんの紹介です
さとう わきこ
東京都生まれ。児童出版美術家連盟所属、子どもの文化研究所所員。デザインの仕事に従事したのち、子どものためのイラストレーションに興味を持つ。岡谷市小さな絵本美術館主宰。主な作品に『せんたくかあちゃん』『おつかい』「ばばばあちゃん」シリーズ(福音館書店)、『とりかえっこ』『ねえ、おきて!』(ポプラ社)、『ちいさいねずみ』(偕成社)などがある。
せんたくかあちゃん』や「ばばばあちゃん」シリーズなど、愉快で心あたたまる作品の数々でおなじみの絵本作家さとうわきこさん。
さとうさんは、作家活動と共に、地域で絵本美術館もなさっているのですね。
奇想天外なアイデアと抜群の行動力で、「困りごと」も、あっという間に「楽しいこと」に変えてしまうばばばあちゃんは、みんなは大好きです。
たくさんの面白い「ばばばあちゃん」がいます。
ご紹介します。
機会があったら、さとうさんの「小さな絵本美術館」に行ってみたいです。
たくさん「ばばばあちゃん」がいる中で、「せんたくかあちゃん」がやはり、いいですね・・・。