令和5年度に向けて、保育園関連の書類を作成しています。
色々な文献を掘り起こして、分かりやすく、読みやすい「保育園のしおり」を作ろうと思って探してみると、37年前の「ベビールーム汽車ぽっぽ」のしおりがでてきました。
その当時はパソコンなど手に入らず、文章は手書きでした。
最後のページをめくると、「おわりに」なる文章がありました。
もう、記憶の奥にしまっていた文章でした、
もう一度、その当時の私の心を取り戻すためにも、文字を起こしてみます。
おわりに
「よい保育園をつくりたい。よい保育者になりたい」これが私の昔からの願いでした。
5年前に、この夢に命が芽生え、まるでお母さんのお腹の中で大きくなる胎児のように、だんだん育っていきました。
この小さな夢が、「ベビールーム汽車ぽっぽ」になって、もうすぐこの世に産声を上げます。
たくさんの方々に、暖かく見守られての誕生です。
心より感謝しております。ありがとうございました。
小さな赤ちゃんを載せて走り出す「汽車ぽっぽ」に詰め込んだものは、未熟な私が今までの人生から学んだもの、保育の諸先輩からいただいた忠告、子どもの成長を願う親の祈り、つぶらな瞳が望んでいるもの、保育の世界でよしとされているものです。
これから動き出す「汽車ぽっぽ」に、私の新たな夢を乗せて、保母さんやお母さん方と手をつなぎあい、より良い保育園づくりをめざせたらなぁ、と思っております。
昭和59年4月代表
わたなべ えつこ