公民館「わらべ唄deあそぼ!」

楽しくわらべ唄で遊びましょう

プログラム決まりました

5月10日開催のわらべ唄deあそぼ!のプログラムが決まりました。

10時から始まるわらべ唄。

5月は、「ひらいたひらいた」や、「はなさかひらいた」です。

ひらいたひらいたは蓮華の花。

はなさかひらいたの唄は

花さかん 開いた
はさみで ちょんぎりと
えっさか さっさ

このわらべ唄は、遠野地方に伝わる歌です。

遠野の創世神話に三人娘の話があり、蓮華の花が落ちた者が早池峰の山を取るという事になったが、夜中一番上の姉の上に降りてきた蓮華の花を、末の娘が横取りしたという話があります。

昔から「花盗人は、盗人のうちに入らない」とか「花は三本までなら黙って盗っても許される」「もの種も三粒までなら黙って盗っていい」とも言われた遠野では、早池峰山の神様が許してくださるとされていて、大人でも断りなしで、花とか野菜の種を畑からもらったりしていた。その時に「花さかん ひらいた」を言葉にして盗ったのだといわれています。

ところで余談だが、遠野の大抵のわらべ唄などは山伏が伝えたというが、最後の「えっさかさっさ」というのは、よく駕篭かきが「えっさ、ほいさ」と掛け声をかけるのと同じである。元々ヘブライ語で「えっさ」とは「持つ」という意味であるので、山伏の世界にも古来からのキリスト教の伝道があったらしいですね。